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13 (5):発がん性化学物質と放射性物質の複合汚染(PBDEs, BPA, PHAHs)

「世界的に増加している甲状腺がん」で放射線被ばくと複合的に健康被害を及ぼす化学物質の名前が列挙されているので、それらがどんな製品に含まれ、どんな被害をもたらしているのかを調べてみました。ラップの成分ビスフェノールAは欧米では危険物質として警告されているのに、日本ではコンビニでも家庭でも危険な使われ方が続いています。

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13 (4):発がん性化学物質と放射性物質による複合汚染

「世界的に増加している甲状腺がん」という論文で指摘された増加の原因は医療被ばくと化学物質でした。チェルノブイリで問題となった硝酸塩は化学肥料に含まれ、それが飲用水や野菜に移行して、放射線被ばくした場合に被ばく被害を悪化させることがわかっています。福島第一原発事故後の日本ではどうでしょうか?

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13 (3):世界的に増加している甲状腺がんとその原因

2013年に発表された論文によると、甲状腺がんが世界的に増加していて、主な原因は医療被ばくと化学物質の吸入/摂取だろうと結論付けています。甲状腺がんの増加はスクリーニングによる過剰診断のせいだと主張する論に対して、ていねいに否定の根拠をあげています。

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13 (2) :がんの増加と原因について

がん罹患率の算出方法の難しさをWHOの機関「国際がん研究機関」が解説していますので、日本の国立がん研究センターの統計と比較します。欧米の最近の肺がん研究の結果、非喫煙者の女性の肺がん率が2倍になり、喫煙以外の原因があること、過剰診断の結果ではなく、末期がんで見つかる率が増えていると報告されました。

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13 (1):廃炉作業:30年後のチェルノブイリと5年後の福島の違い

東京電力は海外メディアには600トンのメルトダウンした燃料デブリがあること、それがどこにあるかわからないし、取り出す技術もないと言って、環境中に高濃度の放射性物資を放出するままの状態が続いています。チェルノブイリでは環境中への放出を避けるために新シェルターを建設し、30年後の今も避難・移住プログラムを継続させています。

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12-2:補遺(2)

補遺の最後の2人からの提言は対照的です。バーテル博士の提言は3.11以後の私たちにぴったり当てはまる提言です。最後のコーエン博士の手紙は原子力推進専門家集団がICRP, UNSCEARだということなど、1970年代から変わっていないことを悟らせてくれます。

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12-1:補遺(1)

議会セミナー議事録の最後に補遺として、4人の文書が掲載されています。最初の2人、アーチャー博士とマーテル博士の文書を紹介します。二人とも放射線の危険性を訴えていますが、アーチャー博士が当時アメリカ労働安全衛生研究所の医学部長という立場からか、歯切れが悪い証言です。

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11:議会聴聞会への勧告:立法その他の法的措置

各パネリストが議会への提言をします。国立がん研究センターのブロス博士の提言は、原子力テクノロジーで殺人を行う科学者、企業人、規制当局の担当者を刑事犯にすべきで、そうすれば健康にいい効果をもたらすと言います。スターングラス教授は放射線分野の研究者はポストや研究費を失う恐怖から、まともな研究ができないし、まともな研究をする人は研究結果の出版や公開を妨げられ、諜報機関の秘密主義のようだから、議会が真相を調査すべきだと提言します。

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10-3:放射線基準のコスト・ベネフィット理論(3)

放射能放出量削減のコストは電気料金に含まれ、電力会社は一銭たりともコストを払わないこと、ベネフィット(便益)は事業者と株主にあるという批判が市民から出されます。真のコストは健康コストなのに、原子力規制委員会は規制する意思すらないという批判に、規制委員会の担当者が反論します。

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10-2:放射線基準のコスト・ベネフィット理論(2)

原子力委員会のコスト・ベネフィット論に対し、フロアから反論が出ます。食品添加物や農薬については規制が厳しいのに、「放射性毒物」の被ばく基準はゆるいと1人が言い、小児科医は未熟児の命を救う時にコスト便益など考慮しないのに、放射性毒物のコスト・ベネフィット論は「健康にお金を使いたくない」政治家の議論だと反論します。

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